必要なムダ
みんなからすると何の意味もない。
けど、自分からするとなくてはならないモノってありますよね?
嗜好性の高い、私はそう言ったものが好きです。
今日は多くの大学生と接する機会があり、その中でムダの大切さ、みたいなことをたくさん話したのでこれについて書きます。
効果効率の向上は仕事で求められる要件。
でも人生まで効果効率を意識して生きたくない。
私の趣味はキャンプ、釣り、タバコ等色々ありますが、効果効率の観点で言えば全部不要です。
キャンプに関しては、賃貸の物件借りて、ぬくぬく寝られる家を飛び出して、虫も多い芝生の上にペラペラのシートで覆われたテントでわざわざ寝る意味がわからないと言わることはしばしば。
釣りもそう。道具買って一日中釣りして小さな魚をゲット、ゲット出来ないこともあるんだからスーパーで魚買った方がコスパいいじゃん。
タバコなんて体にとって悪いし、匂いもついて迷惑だし、この世からなくなって欲しい。
こんな感じで私の趣味に共感をしてもらえない方は大勢います。
なぜか、ムダだから。
では聞こうと。
そんなあなたに聞いてみたいと。
あなたはそんな趣味はないのかと。
例えばケーキが好きな人。食事で充分に賄った栄養素以外に糖分とるのムダじゃね?
例えば宝石が好きな人。ちょっと綺麗な石つけても意味なくね?
お洒落な格好したい人、UNIQLOでよくね?
週に一回は美容室に行く人。二、三ヶ月に一回で良くね?
たぶん言い出したらキリが無いでしょう。
逆にこんな人をどう思いますか?
食事なんて栄養が補給出来れば良いから基本はサプリメントで良いのよ!
ちょう効率的ー!!私も真似するー!!
とはならないと思います。
上記を踏まえると、人は本来ムダを愛するのだということがよくわかると思います。
ではなぜ人の趣味を否定したがるのか。
自分の価値観と異なるから。
これに尽きるのではないかと思いました。
日本は島国。周りと違うことをしてるとたたかれる。皆んなが協力し合って生きてきたから、少しでも違和感があると自分の考えに合うように相手を変えたくなるのではないかと。
例えば小学校でのクラス内でのいじめ。
クラスの中で少し浮いてる子をスケープゴートにして、自分たちが持ってる他人と違う点を目立たないようにする。やられる前にやる!という具合なのかなと。
言い換えれば、自分が他人と異なることを声を大にして言えない人が多いのかもしれない。
話を要約すると、人の趣味を否定するのは、自分の趣味を否定されたくないから、という結論。そしてその趣味は人に言いづらいと本人が認識しているということ。
何だか新しいことを発見出来た気がする。
今後趣味の話になった時には、相手の趣味を否定するようなことはしないよう気をつけよう。
そして、今度私の趣味に否定してくる人がいたら言ってやるのだ、あなたの趣味は何ですかと。とんでもない答えが返ってくるかもしれない。
例えば、私の趣味は紙おむつを履いて外を出歩くことです、とか。恋人とは赤ちゃん言葉で会話します、とか。お尻を拭いた紙の匂いを毎回嗅ぎます、とか。
たぶん私はこういう。
やめた方が良いですよ、何の得もないじゃん!と。