惰眠を貪る男の因果

趣味(釣りやキャンプ)や興味のあること(資産運用や資格取得)、その他思いつくままに文章にするブログです。

妻の帰省から見える自身の内なる感情

所用があり、妻がしばらく実家に帰省することになった。

寂しいという感情が本来、夫婦としてあるべき感情なのかも知れないが、私は今、嬉しいと言う思いしかない。

今日はその気持ちが何故なのかを考察してみることにする。

 

まず第一に思いつく点。

相手の感情に右往左往されなくて良い。これが思い当たる。

 

特に喧嘩などしなくとも、生活スタイルの違い、思想の違いはある。

そもそも、自分に持っていない長所や短所に魅力を感じ、結婚をスタートしたはず。

 自分の気づかないうちに、相手の行動や発言にストレスを感じるのは至極当然であろう。

ちなみに私は、コロナにより、テレワークが主体となり、週の半分以上を自宅で過ごすこととなった。

テレワークメインとなる以前は、平日は毎日出社。毎日仕事で帰りが遅くなり、帰りを待ち遠しく過ごした妻は、私の寝ている布団に潜り込み、かまってかまってと可愛らしい一面が見られた。当時の私は仕事の疲れで、適当にあしらっておりその点に対し、妻は寂しい思いをしていたかもしれない。

ただ、いざテレワークにより、私が常に家にいるようになると態度が大きく変わった。

「今日も家にずっといるの?」「出社して欲しい」「土日は遊びに出てほしい」

あの頃の可愛らしかった妻はいなくなった。

最近では「殺すぞ」であるとか「触るな」とまで言われる。

私自身は特に変わっているつもりはない。何なら、家にいる時間が多い分、ゴミ出しや買い出し、食器洗い、料理と家事をする時間は圧倒的に増えている。

でもこの仕打ち。

これは確実に私のストレスになっている。

 

ということで、相手の生活に右往左往されなくて良いという点は、間違いなく私の今の感情に繋がる要因であろう。

だが、それは相手も同様に思っていることかもしれない。

 

 

第二に思い当たる点。

自分の好きなこと、やりたいことが出来る。

二人で生活しているということは、自身のやりたい時間が減るということである。

例えば、仕事のことを考えたいのに、相手の話を聞かないといけない。私の見たいTV番組があるのに、相手も別の番組を見たいから見ることが出来ない。友人と電話したいのに、大声を出すと怒られるので控える。お風呂やトイレに行きたいけど、相手が使っているので我慢する。等々、ことの大小は様々ではあるが、今やりたいことを二人で生活することによって、達成できない状況は多い。

妻が不在となることにより、こういった自分が今やりたいこと、やらなければいけないことを気にすることなく達成することが可能となる。

ちなみに私は妻を駅まで送り届けた後、すぐさまコンビニによりお酒を買って帰った。

そして、家に帰るや否や買って帰ったチューハイを飲みながら、今ブログを書いているところである。

妻がいればお酒をこの時間から飲むことはない。

 

ということで、自分の好きなこと、やりたいことが出来る。という点も、嬉しいという感情が生まれるのは当然の結果である。

 

 

妻が不在により嬉しいという思いが沸き起こる理由は、

①相手の感情に右往左往しなくて済む

②自分のしたいことを我慢せずに出来る

この2つに起因するということである。

 

でももう少し考えたい。

これは、結婚相手に限らないのではないか。

恋人にでも当てはまるし、友人、家族でも当てはまる。

 

では違いは何か。

「責任」ではないか。

結婚するということは、相手の生活を守ることであると私は考える。

ここでいう相手の生活というのは、衣食住を不自由なく過ごすこと。

 

友人や恋人であれば、衣食住を担保する責任はない。

そして家族の場合、その責任を負うのは一般的に父親と母親である。

結婚することによって、今の日本では夫がこの責任を負うのが当然という考えが一般的であろう。

つまり私には妻の生活を守る責任があるということ。

人の一生の一部を私は担っているのである。

その責任によるプレッシャーから、妻の帰省により一時的に開放されるのだ。

嬉しいと思う気持ちが沸き起こるのは納得できる。

 

では、結婚生活当初から、同じ状況が起こった際に、嬉しいと感じていたか。

そんなことはない。少しでも長く一緒にいたいと思っていた。

どういった心情の変化が生まれたのか。

 

では結論としてまとめていこう。

今生まれている嬉しいという感情は、以下の理由から生まれるもの。

 

①相手の感情に右往左往しなくて済む

②自分のしたいことを我慢せずに出来る

③相手の生活を守らないといけない責任からくるプレッシャーからの解放

 

ただし、以下の点に留意する必要がある。

④結婚当初は我慢やプレッシャー以上に、一緒にいたい、という感情が勝っていた。

 

①~④までを一言でまとめてみる。

・相手のことを好きでなくなった。

 

やばくないか。。。

一人の時間が生まれたことで、自身の感情を深堀りしてみたわけだが、まさかすでに私の好きという思いはなくなってしまっているという結論に至ってしまった。

反論含め、もう少し検討を掘り下げるべきか。。。。

 

 

いや、いったんやめておこう。

お酒を飲んでいることによる、一時的なマイナス感情の影響かもしれないし、また、それによりさらに悪い方向へ物事を考えることになるかもしれない。

とりあえず、今回考えたことはいったん止め、チューハイも空になったことだし、2本目を飲んで忘れることにしよう。

 

でも、またふと喧嘩になったときの備忘として、ここまで書いたブログは記事にしておくことにしよう。

そして、この記事が妻に見つからないように祈ろう。

 

「わが生涯に一生の悔いなし!」といって自身の人生を終えたラオウのように生きたいものである。